近藤ゆか耳鼻咽喉科

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Bスポット療法

Bスポット療法は、上咽頭炎(いわゆるかぜ)に対する治療方法です

 

上咽頭炎とは

鼻とのどの間、ちょうど鼻の奥の突き当りで、のどちんの裏側の上の方を上咽頭といいます。この部分は、口を大きく開けても直視できる場所ではないので、のどの腫れがあっても見落としやすい場所です。

症状としては、
□ 鼻とのどの間の痛みや違和感、乾いた感じ
□ 後鼻漏(鼻水がのどの奥に流れた感じ)

治療は、薬物療法、ネブライザー療法など一般的な治療のほかに、
当院では B スポット 療法にも取り組んでいます。

 

Bスポット療法はこんな症状に効果的

・ 鼻水がのどに流れていく感じ、のどの違和感
・ 声がれ
・ 鼻やのどの痛み
・ 鼻づまり
・ 頭痛
・ 肩こり(※改善する方もいらっしゃいます。)

 

Bスポット療法について

Bスポット療法は、上咽頭に塩化亜鉛などの消炎剤を直接塗布する治療法です。

上咽頭は鼻の奥にある為、鼻咽腔(びいんくう)の頭文字「B」をとって、Bスポット療法と名付けられたとのことです。

この治療法は鼻の奥(上咽頭の局所のみ)の治療法ですので、以下のような方にも安心して治療を受けることができます。

□ たくさんお薬を飲んでいるのでさらに薬は飲みたくない方
□ 授乳中・妊娠中の方

治療方法
1%塩化亜鉛液を長い綿棒を使って、鼻の中から綿棒で塗っていきます。
(のどから処置を行う場合もあります。)
この処置は1分ほどで終了します。

のどの腫れが強い方には、治療後に痛みが生じることがありますが、一時的です。
徐々にのどの痛みや鼻がのどの奥に垂れる感じ(後鼻漏)などが改善されてきます。

 

Bスポット療法の注意点

①炎症が強い場合、処置直後の痛みを感じやすい治療となります。
②炎症がおさまっていくにつれて、薬を塗った後の痛みや出血は改善していきます。
③時々、治療直後は血の混じった鼻水や痰が出ますが、心配はいりません。
④Bスポット療法はあくまでも補助的な治療法ですので、対象となる疾患の本来の治療法は行った上で平行しながら行うことが効果的です。