聴こえの不安は難聴だけでなく耳鳴りや頭痛、めまいと関連することも少なくありません。
耳鼻科では聴力検査に加え、耳の中の状態を総合的に評価します。中耳の病気が原因なら薬物療法や手術の適否を判断し、難聴が原因か環境要因かを総合的に検討します。
補聴器の適切な導入は、日常会話の聴こえやすさ向上につながり、テレビ視聴や電話でのコミュニケーションを快適にします。必要に応じて聴覚リハビリもご案内します。
院長は補聴器相談医の資格を有し、難聴の原因だけでなく日常生活の場面も踏まえた個別相談を行います。聴力結果だけでなく、会話の頻度、ストレスの影響、家族の聞こえ方の変化を考慮して最適な補聴器を提案します。身体障害者手帳の等級に該当する方は、補装具(補聴器)の支給が受けられます。
また、当院の補聴器外来では、認定補聴器技能者が補聴器の使い方の指導や音質の微調整も丁寧に行い、初回相談のみならず長期的なフォローアップ体制を整えています。地域の生活環境に合わせたサポートを提供します。
補聴器は耳の形状と聴こえ方の好みによって選べます。
予算や生活スタイル、聴こえたい場面を踏まえ、体験機で聴こえ方を確かめながら最適な機種と設定を選びます。必要に応じて家族と同席しての体験も可能です。
選択時は聴力だけでなく、日常の使い方を軸に検討します。聴こえが不安な場面はどこか、会話の自然さ、ノイズ処理の程度、音の違和感の有無を総合的に評価します。装着感(耳形状・負担)、操作のしやすさ(スマホ連携、ワンタッチ操作)、電池寿命・メンテナンスの容易さ、費用対効果とアフターサポートの充実度も考慮します。実機の試用で違和感がないか確かめることを強くおすすめします。
<音場(スピーカー)による補聴効果の確認>
当院では、補聴器を装用した際にどの程度「聞こえ」が改善するかを、音場(スピーカー)を用いた検査で客観的に評価します。
測定結果は数値として確認でき、どのくらい聞こえが向上したかを明確に把握することができます。
このデータを基に微調整を行うことで、より最適な補聴効果が得られるようフィッティングいたします。
試聴の段階で効果がしっかり認められた場合は購入をご検討いただき、十分な効果が得られない場合にはご返却も可能です。
納得のうえで使用していただくことを大切にしています。
<定期点検とアフターフォロー>
補聴器は日常的な使用に伴い、汚れや湿気の影響を受けやすく、また時間の経過とともに聴力にも変化が生じることがあります。
そのため、定期的な点検・清掃・再調整が不可欠です。
当院ではご購入後のフォローアップにも力を入れており、機器のトラブルを未然に防ぐとともに、聴力の変化を早期に把握できるよう努めています。
快適にお使いいただくために、定期的な点検の継続を強くお勧めしています。
<安心してご利用いただくために>
高齢化が進むなかで、補聴器のニーズは年々増加しています。
しかし、「せっかく購入したのに使わなくなってしまった」「高価なものを勧められて後悔した」といった声も少なくありません。
当院では、じっくり試せる貸出期間を設け、患者様一人ひとりの聴力・生活環境に合わせた適正価格の補聴器をご提案しています。
初めての方も、買い替えをご検討の方も、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
※ホームページには一部の疾患のみ掲載しておりますが、
当院では耳鼻咽喉科全般の診療を行っております。
耳・鼻・喉の症状でお困りの方は、どうぞお気軽にご来院ください。